【大会レポ】第5回 さいたま国際マラソン2019

1か月ぶりの東京は最高気温5度、寒かったが…

12月8日(日)の埼玉は 最高13.5℃、最低-0.2℃ の快晴、 たいへん楽しく走らせてもらった!
実際ほとんど笑顔だったようで、沿道から「いい笑顔~!」という声援を二度ばかり頂きました。

今回の目標は、いい内容のレースをすること。
練習は追いついてないにしても今できることを出し切ること、でした。昨年の『湘南国際マラソン』や『古河はなももマラソン』のように背伸びした自分を超えたレースをやり、完走してベストが出せてもボロボロになるレースだけはしたくない。

ベストは4時間13分52秒なので、ネットタイムはほぼベスト。

ネガティブスピリット6分10秒-5分50秒の間を上げ過ぎることなく引っ張り、20km地点ではかなりの余裕あり。30km過ぎに上げるという理想的な展開に持って行けたものの、心拍がハーフマラソン並みに上がってしまい最後ペースダウンしてしまった。
それでもスピードは落ちすぎることはなく粘れたので、今のチカラは出し切れたかと。

32kmくらいで足がつりそうな感覚が襲ってきたので、シューズの中で足指を動かしつつでしたが、ピッチもいつもほど落ちず、ゴール後も足つり無し。途中止まって屈伸したりもなく、私にしては上出来。
後半ガンガン抜いていけるのはやはり気持ちがいい~、
サ ブ4(フルマラソン4時間切り)はまだまだ遠いことは身に染みてよく分かったが、久しぶりの内容満足レースでした。

レース後のダメージがとても少なかったことにも驚いた。
たぶんこんなにダメージがないのは初めてではないだろうか。
フルマラソンのあとは大抵歩けないし、足がつりまくる。一か所や片方だけ痛いとか階段の上り下りができない、疲労困憊の状態が1週間ほど続く。
昨年は脱水からくる血中酸素濃度低下でゴール後2時間ほど救護のお世話になった。遠征レースで一人の時に倒れるとほんともう困るしかない。

今回はチカラを抜いて回転で走れた気はするし、
レース1週間前は禁酒して、カフェインは一日コーヒー1杯だけにしたら、体内水分が1.8%上がった(タニタ体組成計による)。
人間の体は2%水分が減ると軽い脱水状態だそうだから効果あったのだろう。
ごはんを分つき米や玄米にしたり、発酵食品やフルーツを多めにとったり、食生活もずいぶん変わったと思う。
出がけ前に家中の掃除をして腰が痛いままだったのだけがキツかった;

レース前の調整は、ウォーク(疲労抜き)と流し(心拍鍛錬)を積極的に取り入れたのは効果的だった気がする。
夏の走り込みは出来なかったが、途中でいろんなトレーニング理論に惑わされることなく自分のペースで練習できたように思う。

さいたま国際マラソンのここがスゴイ

発着が、さいたまスーパーアリーナ!

すごいアーティストの皆さんがライブやったりしてるところ!←説明が貧困ですんません;
この規模のマラソン大会で仮設トイレがずらっとならんだ景色を見ることがほぼないのですよ。施設のトイレで間に合ってしまう。
荷物検査があって入場したら、スタート時間までほぼエアコンの管理下で過ごせるのも寒くなくてたいへんよろしい!

スーパーアリーナで待機。

荷物預けはスーパーアリーナの客席一人ひとり分に荷物一人分置かれ、上部の席は自由に使ってよい。
スタート前の飲料サービスやごみの回収も完璧だ。
スタート位置についてからの学生さんの英語でのアナウンスも国際マラソンらしい。

そして高速料金所を通れる。

新見沼大橋有料道路料金所。この料金所は12kmと29km地点で通過する。
通過した後、代表チャレンジャーのすごい選手の皆さんとすれ違えるのも醍醐味のひとつ。
沿道の方の声援で分かったが 、29kmでここを過ぎてからが本番で、20kmくらいで快調なときは押さえろーということだった。
おかげさまで初期にチョーシにのって走ることなく、ここを過ぎてからスピードアップしましたですよ。ありがたや。
(例によってコース図とか全く見てなかった)

途中、浦和駒場スタジアムや埼玉スタジアムを通過するんだけど、スーパーアリーナからいくつも大きなスタジアムがあるのってすごくない?
さすがサッカーのまちで、サッカーのユニフォーム着て走ってる人もいっぱいいた。チーム名もろくに知らない私は情けなかったよ(さすがに地元のロアッソは分かるよ~)
大型量販店も郊外にたくさんあり、道路は広いし、埼玉はよく関東人にディスられてるけど、都会と自然が共存して住みやすい県だと思ったぞ。

旨いマラソン

後半スピードアップしたものの、さいたま国際マラソンは、レース後半の給食がたいへん充実していた。
定番のみかん、塩飴、パン、バナナのほか、
デパ地下スイーツで有名な『彩華の宝石』(フルーツゼリー)。ふわふわの『ちちぶまゆ』、しっとり山芋皮の『十万石饅頭』、極めつけは37km地点の『うなぎのかば焼き』。
うなぎて?!?

いずれも完食であります。ごちそうさまでした。美味しゅうございました。名物見つけるたびにめっちゃテンションが上がりドキドキした。
おなかいっぱいになり、完走後にいただいたパンは食べれませんでした。
もしかして後半の失速タイムはモグモグタイムだったのかもしれない。

また、このマラソン大会には女子ビギナーの部があり、専用のエイドも目を引きました。女性のマラソン人口も増えるといいよね。
実際子ども産んだり育てたりは最終的には筋力と体力だ、筋力鍛えておくと老化対策にもよい、おすすめする。

蕨に前泊しましたが、ホテルは安く快適だし、アクセスは大変良く、よい時間を過ごさせてもらいました。
知らない街で一人でいると気づくことがたくさんある。
自分がちっぽなこととか、何も知らないこと。熊本を離れて気付くこと。

埼玉では大会ボランティアの皆さんにもたくさんの人にありがとうを言おうと思ってて、実際声が枯れるほどには言えたのですが、この感謝の気持ちが伝わってるといいな。よい大会でした。