2019年2月の4泊5日台湾紀行。
熊本市の友好協定で応募した高雄国際マラソンのハーフ(25km)枠に当選し、
成り行きで台湾へご招待頂けることに。
台湾での記録をテーマ別に残してみました。
- 高雄国際マラソン編・・・今回の旅のメインイベント
- 高雄百景・・・古き良き港町、南国高雄 ←イマココ
- 食体験・・・八角や五香粉といったスパイスの中毒性
- 台北へ・・・台北から鉄道で九扮や十分へ
熊本から高雄(カオション)へは、チャイナエアラインの直行便にて3時間のフライト、19時頃現着。
荷物を受け取って台湾ドルへ両替、SIMカードを買う。SIMカードは5日間で300
NT$ ( ニュー 台湾ドル)、レートは1NT$=3.6 円くらい。
高雄空港まで現地ツアースタッフの方が車で迎えに来てくれた。日本への留学経験もある方で九州の宗像(福岡県)にも住んだことあるらしい。
2月中旬、高雄は朝晩は肌寒いものの昼間は30度近くになる季節。
マラソン前日は友好都市調印式などの公式行事のあと、貸切バスでハーフマラソンコースの見学があり、これがほぼ観光コース。大雑把に高雄はこんなところという雰囲気がわかりました。
広大な仏光山仏陀紀念館
その後昼食も兼ねて『 仏光山仏陀紀念館 』に。2011年開館のわりと新しい観光施設、入場無料。
広大な敷地にあり、仏教施設のほか、各種飲食店、ホール、美術館、展示場、小売店などなどが立ち並ぶ。スタバだってある。
それぞれの建造物にも「ペットボトルやテッシュケースを見て思いついた」そうな案内や、寄付者名簿も「お金たくさん出した人」と案内があって、仏教って適当で自由で(商業ベースでも)いいんだなと感じさせられる場所。
ひとつひとつの仏教オブジェもツッコミ入れたくなる事間違いなし。
ふたつほど美術系展示を観覧しましたが、お仕事的にも大変刺激を頂きました。
市街地から離れているので、ツアーじゃなければバスかタクシーを使うことになるかな。全部見て回るには多分半日以上かかって2万歩くらい歩くことになるのではと思います。
高雄、町の風景
旧正月が明けたばかりの時期だったこともあり、お店も一般住宅の軒先にもお正月飾りと思われる張り紙的なものが。多分こちらの正月のちょっと特別な雰囲気なのでしょう。
一般住宅と思われる裏通りに入ると、どこの軒先にマイカーをタテに突っ込んであった。少しでも突っ込んでれば自宅駐車とみなされる的な突っ込み方。
出庫するとき絶対バンパー擦るだろうなと。ベンツだろうがBMWだろうがお構いなし。
店舗の前に歩道があったとしても、そこは歩道ではなく店の領域として使われており、商品のワゴンが置かれたり、飲食店ではテーブルと椅子が展開されてたりする。
大通りや観光地、台北の街中ではさすがに歩道が歩けたが、たぶん台湾の大部分でそうなのではないだろうか。
車やバイクを避けるのは、歩行者の責任なのである。
ちなみにとてもバイクが多い。
2人乗りは当たり前、子どもだと3人乗ってるのも見た。
歴史とアートの融合、駁二芸術特区
高雄港の門を抜けるとそこは 『駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)』。
日本統治時代の倉庫跡や鉄道跡をリノベーションした広い広いアーティスティックな場所。
まだ高雄(カオション)が 『打狗 (ターカウ) 』だった頃の 鉄道施設が線路ごと残されており、そこで凧あげやシャボン玉をとばしている老若男女を、線路に座って台湾ビールを飲みながらずっと見てました。
人はどこに住んでても、希求する幸せは同じなんだよね。
カフェや雑貨店も多く、観光客もジモティもオタクも楽しめる仕様。
鉄道記念館ぽいのがあったが有料で時間も限られてたので次回行けたら必ず。
インスタやってる人もテンション上がるんじゃないかな。
やってなくても十分楽しい。なんでも「融合」しちゃう懐の広さが台湾にはある。
台湾最大の国際港、高雄港
今回のマラソンツアーの参加者対象に高雄港クルーズを企画して頂きました。
高雄港は対面に島があり、両岸とも造船所やガントリークレーンのライトアップが美しい。大型タンカーなどが往来し、海軍の艦船も見えました。
夜市、台湾の夜は長い
各地の夜市は毎晩お祭りのよう。飲食のほかにもスイーツ、ショッピングにゲーム、占い・・・雑多でとてもエネルギッシュ。
寺廟や市場の周辺に形成されることが多く、観光客向けのところもあるそう。
自分たちが行ったのは、より現地感が味わえるそうな瑞豐夜市。
時折どこからともなく香る「臭豆腐」がかなり強烈。結局食べてないが、あの香りはここに必要な要素のひとつであることは間違いない。
というわけで、高雄での正味3泊3日、熊本市や高雄市の担当の皆さん、ツアー会社のスタッフの皆さんたちのおかげで不自由することなく高雄のいろんな面を教えていただいて、堪能できたのでした。
【重要】台湾に150円ほど借金を残してきた
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