猫の尊厳

ニャンキチすごいよ。
神経系がイカれたのか歩けなくなり、もうダメかなと思ったけど一命は取り留めたと思う。
最初は頭のケンカ傷だったが膿んで穴が開き、とうとう歩けなくなった。
猫本人のほうがびっくりしていた。「なんで??」みたいにほぼ怒っていた。

これまで何度か犬を飼ってきたが、経験上、動物は歩けなくなると死が早い。
ただまだヤツには生きようという意思があった。動けなくてもご飯をバクバク食べてた。
歩けなくても生きてればいい、もう一生介護任せろ!と思ってた時、ダメもとでステロイドの注射をしてもらったら、ひょこっと自力で歩き排泄した。
ワタシはクララが歩いた号泣ハイジ状態;
猫にも尊厳?があり、介助しての排泄はとても嫌がってたので。
ケガから4か月、まだ傷もふさがらず、ジャンプもできなくなったので家の各所に猫用スロープが必要ですが、自分の足で生活できるってすごいことなんだと猫に教えてもらった次第。

思うように動けないときでもニャンキチの表情に勇気をもらったのは私のほうだった。

夜中にふと見たニャンキチの目が忘れられない